ご挨拶                             
                                
                          

このたび自由工房がホームページをひらき、このプロダクションで作った      
私の作品が、紹介されるようになりました。

またビデオ化されていなかった作品、「薄墨の桜」と「早池峰の賦」もビデオになります。

実はこの二つの作品は私がいままで、ビデオ化を拒んできた作品です。
映画は本来、暗室で大きなスクリーンで見ることで、作品本来の効果が表現できるように作られています。
私の作品の中でもこのニ作品は特に映像の画質を大切にしてつくったもので
ビデオの画質、ブラウン管の画面では作品の本質が充分につたわらないと思ってきたからです。


しかし上映会を組織して・・ということも難しい方たちも多く、どんな作品かを知って
 いただくには、
ビデオ化することも、と思うようになりました。


この情報をご覧になって、上映会をしてみようかと思われる方、あるいはビデオを・
・と
思われる方、いろんな方がおられると思いますが、こうして多くの方に私の作品を知って
いただく機会のできたことを私はとても喜んでおります。 

                               2002.3.映画監督  羽田 澄子 (はねだ すみこ)  


                                                  

経 歴

1926年 旧満州大連生まれ(大正1513日)
1942年 旅順高等女学校卒業
1945年 自由学園女子部高等科卒業
1950年 岩波映画製作所入社 岩波写真文庫の編集、その他記録映画の演出に携わる
1980年〜

岩波映画製作所退社(在職中の作品80本あまり)
以降フリーとして記録映画の演出


主な映画作品  (   )内は製作会社

1957

「村の婦人学級」(岩波映画)

1958 「古代の美」(岩波映画)*教育映画祭特別賞
1967 「風俗画―近世初期―」(岩波映画)*教育映画祭特別賞、芸術祭奨励賞他
1968 「もんしろちょう―行動の実験的観察―」(岩波映画)
*毎日映画コンクール入賞、青少年映画賞
1969 「狂言」(岩波映画)*教育映画賞特別賞、芸術祭優秀賞
1971 「法隆寺献納宝物」(岩波映画)
1973 「木と家」(岩波映画)*産業映画コンクール入賞                                                             
1977

「薄墨の桜」(自由工房)

1982

「早池峰の賦」(自由工房)*文化庁芸術選奨文部大臣賞、エイボン芸術賞
「菅承相・片岡仁左衛門―義太夫狂言の演技―」(岩波映画)*芸術祭優秀作品賞

1985 「歌舞伎の魅力―音楽―」(岩波映画)*第1回文化庁芸術作品賞(短編映画の部)
AKIKO―あるダンサーの肖像―」(自由工房)*第1回文化庁芸術作品賞(長編映画の部)
1986

「痴呆性老人の世界」(岩波映画)
*毎日映画コンクール入賞、キネマ旬報ベストテン第1
日本映画ペンクラブ賞ノン・シアトリカル部門第1
「歌舞伎の魅力―新歌舞伎―」(岩波映画)

1990

「安心して老いるために」(自由工房)*山路ふみ子賞福祉賞

1991

「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」(自由工房)
5巻(若鮎の巻・人と芸、上、中、下巻・孫右衛門の巻)
*キネマ旬報ベストテン第1位、スポニチ文化芸術大賞グランプリ

1994

「歌舞伎役者 片岡仁左衛門―登仙の巻―」(自由工房)
*日本映画ペンクラブ賞ノン・シアトリカル部門第1

1995

「角屋七郎兵衛の物語―ベトナムの日本町―」(自由工房)

1996

「女たちの証言―労働運動のなかの先駆的女性たち―」(自由工房)

1997

「住民が選択した町の福祉」(自由工房)

1999

「―続・住民が選択した町の福祉―問題はこれからです」(自由工房)
*キネマ旬報ベストテン第1位、毎日映画コンクール入賞

2001

「―元始、女性は太陽であった―平塚らいてうの生涯」(企画 平塚らいてうの記録映画をつくる会作品 製作 自由工房)
*日本映画ペンクラブ賞ノン・シアトリカル部門第1

2004年  「山中常盤」(自由工房自主作品) 芸術文化振興基金助成事業

 

1984 「早池峰の賦」(平凡社)
1992 「安心して老いるために」(岩波書店)
2002 「映画と私」(晶文社)


その他の主な受賞

1994 東京女性財団賞
1995 都民文化栄誉賞
1997 朝日社会福祉賞
1998 川喜多賞